只今失業中の主人公・遠山万寿夫(通称:トーマス)は

就職活動に励むが、結果はいつも不採用。


そんなむしゃくしゃと苛ついていたある日、移動途中の満員電車の中で

好みのタイプの女性と出会う。目の前に背を向けて立つ彼女の髪から流れてくる

爽やかで清楚な香りに興奮する主人公。



その時、電車の揺れのせいで手の甲が彼女の尻に触れてしまう。

誤解されてはたまらないと思い手を離そうとするのだが

金縛りに合ったように手が放れず、より彼女の尻肉の柔らかさを

堪能しようと手が動いてしまう。


そう、まさにこれが痴漢行為の始まりであった。




女は震えて声も立てられない様子。

恐れおののく女とは反対に、主人公は不思議と苛々が

収まっていくのを感じていた。


(なぁんだ、まわりの奴等も気づかないし、気づいても見て見ぬふり。

 おまけに女はおとなしくて騒ぐ事もないじゃないか……)



この痴漢初体験以後、あちこちで痴漢行為を働くようになる主人公。



……果たして彼は痴漢道を極め、ヒロイン達を                   
          快楽のどん底に叩き墜とす事ができるのだろうか。